カルテなどの診療記録を患者側に開示する際、全国の主要病院の2割近くが白黒コピー1枚で5000円以上の費用を徴収していたことが24日までに、厚生労働省の調査で分かった。同省は20日、実費から積算して徴収することなどを医療機関に周知するよう、都道府県に通知した。
 調査は2017年9~10月、高度な医療を提供する特定機能病院と大学病院の計87病院を対象に実施した。
 白黒1枚のコピーを請求した場合の費用は、87病院のうち67%が1000円未満だったが、16%は5000円以上、15%は3000円台だった。
 厚労省が03年に策定した指針では、開示費用は「実費を勘案して合理的と認められる範囲内の額としなければならない」としている。個人情報保護法でも、開示の手数料について同様の規定がある。
 また、調査では、開示の際に医師の立ち会いを必須としている病院が5%あった。求めがあれば応じていたのが57%、立ち会っていなかったのが17%だった。通知では、医師の立ち会いを必須とするのは「患者等が診療記録の開示を受ける機会を不当に制限する恐れがあるため不適切」としている。 (C)時事通信社