【ロンドン時事】日本が猛暑に見舞われる中、英国でも気温が上がり、同国の気象庁は「日中は外出を控えて」と呼び掛けている。夏休みシーズンを迎える旅行業界はこれに反発し、熱い論争が繰り広げられている。
 英国では例年、夏でも気温が30度を超えるのは数えるほどだが、24日に最高気温が33度を記録。気象庁は警報で「どうしても外出する時は日陰を歩き、日焼け止めを塗り、帽子をかぶるように。水分補給も忘れずに」と注意した。
 これに対し、旅行業界の幹部や国会議員たちは「晴天をとことん楽しむべきだ」と反発。大衆紙デーリー・メールによると、南西部コーンウォール地方の観光振興団体トップのマルコム・ベル氏は「都市部では焦げるほど暑くても、海辺では素晴らしい潮風を楽しめる」と宣伝。与党・保守党の下院議員も「英国人はつばの広い帽子をかぶり、適切な成分の日焼け止めを塗ることぐらいできる」と気象庁の注意を皮肉った。
 英国では今週後半に35度まで上昇すると予想され、議論は一段と熱を帯びそうだ。 (C)時事通信社