厚生労働省は26日、地域医療従事などを条件とした「地域枠」で大学医学部に入学した学生を、他の地域の病院が研修医として採用した場合、病院の補助金や研修医の採用枠を減らす方針を決めた。同日の医道審議会の医師臨床研修部会に案を示し、大筋で了承を得た。来春の採用から適用する見通し。
 地域枠は、地域医療に従事する医師の養成を主目的に学生を選抜する。都道府県が奨学金を貸与し、地域内の医療機関に一定期間従事した場合、返還が免除される例が多い。2017年度の医学部入学定員9420人のうち、地域枠は17.8%の1674人を占める。
 しかし、奨学金を返還して地域枠を「離脱」し、地域外の病院で研修医になるケースが見られる。18年度開始の臨床研修では、地域枠の学生805人のうち、9人が地域外で研修している。 (C)時事通信社