地域医療機能推進機構下関医療センター(山口県下関市)は21日、使用前の点滴袋二つから意図的に開けたとみられる穴が見つかったと発表した。うち一つからは消毒薬に使われる界面活性剤が検出されたといい、県警は器物損壊などの疑いで捜査を始めた。患者への影響はなかった。
 同センターによると、7日午前2時ごろ、勤務中の看護師が入院患者に投与する予定だった点滴袋から液が漏れていることを発見。同9時10分ごろには、別の看護師が他の患者に使う点滴袋でも液漏れを見つけた。
 いずれも針状のものによるとみられる穴が1カ所開いていることが分かり、同センターは県警に通報した。17日に県警から「界面活性剤を検出した」などとする鑑定結果の報告を受けたという。
 同センターの山下智省院長は記者会見で、「意図的な行為である可能性が高いと判断した。患者、市民に不安を与えていることに責任を感じる」と陳謝。看護師への聞き取り調査や安全管理体制の強化などに着手したことを明らかにした。 (C)時事通信社