厚生労働省は21日、インフルエンザ治療薬タミフルの10代への使用制限を解除した。同日、製薬会社側にタミフルの添付文書の改訂を指示する通知を出した。
 タミフルをめぐっては、飛び降りなど服用後の異常行動が相次ぎ、2007年から使用を制限していた。しかし、厚労省研究班の調査などによると、インフルエンザ治療薬の服用の有無や種類にかかわらず、異常行動は発生していた。
 同省の薬事・食品衛生審議会の安全対策調査会は、タミフルの服用と異常行動に明確な因果関係があるとは言えないとし、他のインフルエンザ治療薬と同様に扱うべきだと判断していた。
 通知では、添付文書で10代に「原則として使用を差し控えること」などとしていた警告の記述の削除を指示。他の治療薬と同様、発熱から少なくとも2日間は転落などの異常行動に注意するよう、患者や保護者らに説明することを求めた。 (C)時事通信社