日本財団(東京都港区)は22日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者ら働く意思があっても外出が困難な人がロボットを遠隔操作して接客する実験的なカフェ「DAWN ver.β(ドーン・バージョンベータ)」を、11月26日から12月7日までの期間限定で同財団ビル1階にオープンすると発表した。
 カフェではALS患者らがカメラやスピーカーを内蔵した分身ロボット「OriHime-D(オリヒメディー)」をインターネットを通じて遠隔操作。在宅のまま客の注文を取ったり、コーヒーを運んだりする。
 目しか動かせない重度の患者でも、視線入力装置でロボットを動かしたり会話したりできる。障害者だけでなく、介護などで外出困難な人も就労可能になることが期待されるという。
 記者会見した日本ALS協会前会長でALS患者の岡部宏生さんは文字盤を使い、「私のように全く体を動かせない者にとって自分の代わりをしてくれることは大きな意味があり、私たちにとって大きな希望になる」と話した。 (C)時事通信社