厚生労働省は30日、2016年度に虐待で死亡したと確認された18歳未満の子どもが前年度比7人減の77人だったと発表した。心中の28人を除く虐待死は0歳児が65.3%を占め、うち11人が生後24時間以内に死亡していた。
 全国の自治体から情報提供を受け、厚労省の専門委員会がそれぞれの事案を分析した。予期しない妊娠や、妊婦健診が未受診のケースが目立ち、10代で妊娠していたのは5人だった。
 専門委は、予期せず妊娠をした人は周囲に相談しづらく、特に若年層は養育能力が不足しているため医療機関などの支援を通じて、孤立しないようにする必要があると指摘。「妊娠中から相談機関につなぎ、継続的に支援することが重要だ」と話している。
 心中を除く49人を年齢別に見ると、0歳児が32人と最も多く、1歳児が6人、2歳と3歳児がそれぞれ2人で、3歳未満だけで全体の8割を超えた。 (C)時事通信社