東京電力福島第1原発事故で避難指示が出た福島県富岡町で21日、多目的医療用ヘリコプターの運航開始式が開かれた。ヘリは患者や医師、医薬品などの搬送に使われ、復興に向け急務となっている医療環境改善の一助を担う。来月から運航する。
 開始式は今年4月に開院したばかりの県立救急病院「ふたば医療センター付属病院」で行われた。ヘリは平日朝~夕方まで同院に常駐。患者の搬送時間を短縮し、重症化防止や移送中の負担軽減を図る。緊急時には専門医師の現場への派遣などに役立てる。県によると、公立病院での多目的医療用ヘリの導入は全国的にも珍しいという。
 あいさつした内堀雅雄県知事は「救急患者の搬送を短時間で行うことが可能になり、地域の救急医療のさらなる強化につながる」と期待を込めた。 (C)時事通信社