首都圏を中心に風疹患者が増加しているのを受け、厚生労働省は27日、妊婦の感染防止などの対策を強化する方針を決めた。同日、厚生科学審議会感染症部会に方針案を示し、了承を得た。同省は近く、自治体や医療機関などを通じ、妊娠を希望する女性らに検査やワクチン接種を呼び掛ける。
 風疹は、妊婦が感染すると、赤ちゃんが心臓病や難聴、白内障などの障害を持って生まれる可能性がある。予防には2回のワクチン接種が有効とされるが、妊娠後は接種できない。
 厚労省は、風疹が妊婦に与える影響などを周知し、妊娠を希望する女性や妊婦の同居家族らに、免疫の有無を調べる抗体検査を呼び掛ける。免疫力が低い人が確実にワクチンを接種できるよう首都圏を中心に十分なワクチンを供給する。 (C)時事通信社