神戸市立医療センター中央市民病院は5日、生体肝移植を受けた患者が死亡したことに関し、遺族が損害賠償を求めていた訴訟の和解が9月28日に成立したと発表した。和解金は約3580万円。同病院には、同様の手術を受けた患者が相次いで死亡した神戸国際フロンティアメディカルセンター(閉院)の元院長が在籍していた。
 市民病院によると、手術を受けたのは20代だった男性で、胆道閉鎖症の治療のために2005年に生体肝移植を受けたが、合併症により死亡。手術が適切でなかったとして、父母らが14年、約1億1470万円の損害賠償を求める訴えを起こした。
 原告側は「十分に納得のできる和解であった。訴訟で確認された内容により、同様の事態が発生することの防止につながることを念願する」とコメントしている。 (C)時事通信社