原爆投下が人体に与えた影響などを調査している「放射線影響研究所」(放影研)は15日、放射線による乳がんリスクと初経年齢の関連性について、広島市内で記者会見した。被爆時年齢と初経年齢が近ければ近いほど、乳がんになりやすいことが判明したという。
 放影研によると、例えば、15歳で初経を迎えて30歳で被爆した人は、被爆していない人に比べて70歳時点で2倍のリスクがあるが、初経を迎えた15歳で1グレイ(爆心地から約1.2キロ地点で被爆)の放射線を受けた人は、2.4倍のリスクがある。
 また、初経年齢が若い人ほど、乳がんリスクが増大することも分かった。放影研は「乳房組織が発達する思春期に、放射線に対する感受性が高まるため」と分析している。 (C)時事通信社