厚生労働省が17日発表した2017年の派遣労働者実態調査によると、平均賃金は時給換算で1363円と、12年の前回調査(1351円)から微増となった。ただ、派遣労働者の39.1%が賃金に「満足していない」と回答。派遣会社への要望でも、賃金制度の改善が55.8%でトップになるなど、根強い不満があらわになった。
 「満足している」は34.1%。満足していないと回答した人のうち、最多の26.7%が「同一業務を行う直接雇用されている労働者より賃金が低い」を理由に挙げた。「業務量に見合った賃金でない」は24.1%だった。
 派遣労働者が働いている事業所の割合は前回調査比1.9ポイント増加の12.7%。理由としては、首位が「欠員補充など必要な人員を迅速に確保できる」の73.1%で、人手不足で雇用が拡大していることをうかがわせた。
 調査は事業所が昨年9~10月、派遣労働者は10~11月に実施。全国の1万158事業所、派遣労働者8728人から回答を得た。 (C)時事通信社