防水材などに利用されるウレタン樹脂の硬化剤で、発がん性が指摘されている化学物質「MOCA(モカ)」を製造するなどしていた全国7事業所で、モカを取り扱ったことがある労働者と退職者計17人がぼうこうがんを発症していたことが25日、厚生労働省の調査で分かった。同省は都道府県労働局や業界団体に、改めて注意を呼び掛ける通知を出した。
 モカをめぐっては2016年、静岡県富士市のイハラケミカル工業(現クミアイ化学工業)静岡工場で、取り扱い作業歴のある5人がぼうこうがんを発症していたことが判明。これを受け同省は、全国のモカを取り扱ったことのある事業所でぼうこうがんの病歴がある労働者や退職者の人数を調べ、今月19日までに把握した結果をまとめた。 (C)時事通信社