【ワシントン時事】トランプ米大統領は25日、公的医療保険が対象とする高額の薬の価格引き下げ策を打ち出した。米国民の負担で同じ医薬品が外国で割安で売られていると主張。一部の国内薬について、外国価格を基準として安く設定する。5年間で172億ドル(約1兆9300億円)のコスト軽減を見込む。
 対象となるのは、高齢者・障害者向け公的医療保険(メディケア)を通じて製薬会社から購入される一部の処方薬。来年初めにも新制度をまとめる方針だが、製薬業界の反発も予想される。
 厚生省によると、米国の高額処方薬価は外国価格の2倍近くに達している。トランプ氏は同省での演説で「数十年にわたり、各国は米国の患者により多く負担を強いるため、(薬価を)不正操作してきた」と不満を訴えた。 (C)時事通信社