医師確保を目的に、地方の病院や診療所で将来働く意思がある学生らを入学させるために臨時的に大学医学部の定員増を認める「地域枠」に関し、厚生労働省は、2020年度から一般学生とは別枠の入試を義務付けることを決めた。25日付で都道府県に通知した。
 地域枠は、学生が都道府県から奨学金を貸与され、その地域の医療に一定期間従事すれば返済を免除される制度。
 しかし、厚労省が2008~18年度の入学状況を調査したところ、臨時で増やした地域枠定員のうち、実際に地域枠を活用して入学した学生数は9割弱にとどまっていた。充足できなかった1割超の大半は、一般学生を入学させる「一般枠」に充てられたとみられる。 (C)時事通信社