政府は29日、2019年度予算編成で焦点になっている社会保障費の伸びについて、5000億円未満に抑制する方針を固めた。財務省は高齢化で膨張する社会保障費の圧縮を最重要課題と位置付けている。同省は予算案を決定する年末に向け、歳出抑制の具体策をめぐり、厚生労働省などとの調整を加速させる。
 厚労省が財務省に8月末に提出した19年度予算の概算要求は、前年度当初予算比2.5%増の31兆8956億円と過去最高だった。このうち高齢化などに伴う自然増は6000億円と見込んだ。伸びを5000億円未満に抑えるには1000億円超の収支改善が必要。政府内には、19年度に予定する薬価の臨時改定で数百億円は捻出できるとの見方がある。不十分な場合はさらなるコスト縮減が必要となる。 (C)時事通信社