厚生労働省は8日、薬害を防ぐために医薬品行政を監視する第三者組織を設置する方針を厚生科学審議会の部会に示し、大筋で了承を得た。来年の通常国会に提出する医薬品医療機器法改正案に盛り込み、2020年度にも設置したい考え。
 第三者組織は、薬害肝炎を検証した厚労省の有識者委員会が10年4月、設置を提言。厚労省は具体的な在り方について、薬害肝炎の被害者や弁護団と協議を続けてきた。
 厚労省案では、第三者組織は医師や薬剤師、薬害被害者らで構成。同省の医薬・生活衛生局や医薬品医療機器総合機構が行う医薬品などの安全対策の状況を監視し、必要に応じて厚労相に意見を述べる。同省から定期的に副作用報告などを受け、他の報告や資料提供を求めることもできる。 (C)時事通信社