東京都目黒区で3月、船戸結愛ちゃん=当時(5)=が父親からの暴行後に死亡した事件を受け、都の有識者委員会は14日、検証結果と再発防止策を盛り込んだ報告書をまとめた。報告書は、一家が香川県から同区内に転居する際、同県の児童相談所からの引き継ぎが不十分で「認識のずれが生じた」と指摘。児相間の情報共有や児童の安全確認を徹底するよう求めた。
 報告書はまた、転居前に対応していた香川県の児相が虐待の危険度を判断するチェック形式の「リスクアセスメントシート」を作成していなかった点や、結愛ちゃんのけがの写真などを転居先の都側に提供しなかったことを指摘。都側が事態の緊急性を認識せず、香川県の児相から情報提供を受けて48時間以内に安全確認をしなかった点も課題として挙げた。 (C)時事通信社