地方の医師不足解消を目的に、地域の医療機関で将来働く意思がある学生らを入学させるため大学医学部の定員増を認める「地域枠」に関し、2018年度入試で設定した全国の国公私立66大学のうち、半数に当たる33大学の計187人分が埋まっていなかったことが28日、厚生労働省と文部科学省の調査で分かった。
 地域枠の募集定員計1014人のうち、2割近くが埋まらなかったことになる。この大半は、一般学生を入学させる「一般枠」に充てられたとみられる。両省は、こうした運用を「不適切」として、20年度からは地域枠の入試を一般学生と別に実施する「別枠方式」にすることを義務付ける。
 地域枠は、学生が都道府県から奨学金を貸与され、その地域の医療に一定期間従事すれば返済を免除される制度。 (C)時事通信社