スウェーデンでは年末年始に心筋梗塞を発症するリスクが普段より15%高いことが分かったと、同国のルンド大などの研究チームが14日までに英医学誌「BMJ」に発表した。特にクリスマスイブは37%、クリスマス当日は29%、元日は20%高かった。
 1998~2013年の16年間に同国で心筋梗塞を発症した患者約28万3000人(平均年齢71.7歳、男性64%、女性36%)のデータを分析した成果。大みそかから元日にかけては過度の飲食や寒い深夜未明の外出、睡眠不足が引き金となった可能性がある。
 クリスマスについては感情の高まりがストレスとなった可能性があるが、はっきりした要因は不明という。75歳以上の高齢者のほか、糖尿病の持病があったり、過去に心筋梗塞や狭心症を経験したりした人のリスクが高かった。時間帯としてはイブの午後10時ごろが危ないという。
 心筋梗塞は心臓の冠状動脈の内部にできた病変部が破裂し、血栓ができてふさがることで起き、ポンプ機能を担う心筋が壊死(えし)する。ストレスや疲労、暴飲暴食のほか、冬は暖かい室内から寒いトイレや浴室、屋外への移動によるヒートショックが要因として知られるが、特定の時期に注目した大規模、長期の分析は少ないという。 (C)時事通信社