「上手な医療のかかり方」を広めるための厚生労働省の有識者懇談会が17日、「国民プロジェクト宣言」(提言)をまとめた。夜間や休日などに受診するか迷った際、まずは相談電話を活用することなどを求めた。
 宣言は、医師の長時間労働などを背景に、「医療の危機と現場崩壊は深刻」と指摘。その上で、患者や家族の不安解消に最優先で取り組むべきだとしている。
 具体的には、子どもの夜間・休日の受診が必要か電話で相談できる「#8000」や救急受診に関する電話相談「#7119」の改善を求めた。地域によってつながりにくかったり、利用できなかったりするといい、行政に体制整備や番号の周知を要請した。
 信頼できる医療情報を提供するサイトについて、国が認証や支援を行う制度の創設も提案した。
 懇談会メンバーのアーティスト「デーモン閣下」は会合終了後、「日本の医療は危機だぞとコンサートや講演で広めていきたい」と話した。 (C)時事通信社