自治医大付属病院(栃木県下野市)は21日、婦人科の常勤医が患者の右卵巣の腫瘍を切除する手術の際、誤って左卵巣を切除していたと明らかにした。すぐに元へ戻し、患者の健康に大きな問題はないが、妊娠しにくくなる可能性があるという。医師の思い込みが原因とみられる。
 同病院によると、手術は今年上半期に実施。患者は手術の9日後に退院した。現在も通院中だが、日常生活に支障はないという。
 同病院が設置した外部委員を含む事故調査委員会は、取り違えの原因について、医師の臨床経験に基づく思い込みの可能性を指摘した。病院側は再発防止に向け、切除前の部位確認の徹底などに取り組むとしている。 (C)時事通信社