熊本大付属病院(熊本市)は21日、検査結果の確認を失念して発見が遅れ、ぼうこうがんがステージ4まで悪化した事案があったと発表した。患者は熊本県在住の60代男性で、現在は抗がん剤治療を受けている。谷原秀信病院長は「患者と家族に深くおわびする」と謝罪した。
 同病院によると、男性は2012年に前立腺がんの手術を受けた。経過観察中の17年2月、泌尿器科の30代の男性医師が院内の別の部署に尿内の細胞検査を依頼。別のがんを疑わせる結果が出たが、男性医師は依頼したことを失念し確認しなかった。
 18年5月に男性患者が血尿のため同病院を受診し、ぼうこうがんが発覚。リンパ節に転移していることなどから、進行度の最も高いステージ4と診断された。 (C)時事通信社