厚生労働省の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の作業部会は26日、児童虐待防止の強化へ報告書案をまとめた。虐待が疑われる家庭に対し、児童相談所(児相)が親から子どもを引き離して保護する介入機能を強化するため、都道府県などに計画作成を求める。
 厚労省は報告書案を踏まえ、来年の通常国会に児童福祉法改正案を提出する方針だ。児相は介入のほか、家庭を支援する機能がある。今年3月に東京都目黒区で起きた5歳女児の虐待死事件では、児相が保護者との関係構築を重視したため、必要な介入ができなかったことが指摘された。
 報告書案は、児相が介入をためらわない体制づくりとして、介入と支援の機能に応じて部署を分けたり、担当が異なる職員で対応したりすることなどを盛り込んだ。 (C)時事通信社