膵臓(すいぞう)がんが見つかり、手術で切除可能と診断された場合は、切除前に抗がん剤による治療を行った方が生存率が上がることが分かった。東北大の海野倫明教授らが22日、全国の医療機関57施設が参加する臨床試験の結果として発表した。
 手術前の体力があるうちに抗がん剤を投与することで、リンパ節への転移や肝臓での再発が少なくなった。海野教授は「切除可能な場合はまず切除するのが標準治療とされてきたが、変わるのではないか」と話した。日本膵臓学会の膵がん診療ガイドラインに反映される見込みという。 (C)時事通信社