熊本県玉名市と玉東町が設置した公立玉名中央病院(玉名市)が、医師の勤務時間を偽るなどし、診療報酬を不正に請求していたことが23日、分かった。受給額は2015年4月以降で計8000万円以上とみられる。病院は不正受給分を九州厚生局に返還するとしている。
 同病院によると、不正受給していた診療報酬は、患者の血液や尿の検査について、常勤医師数などの基準を満たした施設に支払われる「検体検査管理加算」。診療点数は4段階に分かれており、専従の常勤医1人と常勤の臨床検査技師10人がいる最高位の施設として九州厚生局に届け出ていた。
 同病院は実働週40時間を「常勤」の所定労働時間としているが、15年4月以降、これに満たない60代の男性嘱託医を専従の常勤医としていた。 (C)時事通信社