東京大病院(東京都文京区)で昨年9月にカテーテルを使った心臓病の治療を受けた患者が、死亡していたことが24日、分かった。都は同12月、医療法に基づく立ち入り検査を実施し、安全が確認できるまでこの治療を中止するよう指導した。
 同病院によると、死亡したのは心臓の弁がうまく機能しなくなった弁膜症の40代男性。昨年9月にカテーテルを使って弁に医療機器「マイトラクリップ」を挿入するため、心臓の壁に穴を開けようとしたがうまくできなかったという。治療は中断され、男性は容体が悪化して翌月死亡した。
 マイトラクリップは弁の機能を改善する新しい治療法で、昨年4月に保険適用となった。東大病院では同7月から実施し、男性が6例目だった。 (C)時事通信社