鳥取県立中央病院(鳥取市)は28日、別の患者と薬を取り違えるミスをめぐり、死亡した入院患者の遺族との間で慰謝料など300万円を支払うことで和解が成立する見通しとなったと発表した。
 同病院によると、看護師が2017年8月、90代の女性患者に対し、誤って別の患者の薬を服用させた。血圧を下げる薬が余分に含まれていたため、女性の血圧は大幅に低下。正常値に回復するまで約1週間を要し、女性は18年1月に敗血症で死亡した。
 遺族側は、血圧が下がった間に運動機能が著しく低下したと主張。病院側は因果関係が否定できないとして、賠償金の支払いを決めた。死亡との直接的な関連については、女性が高齢だった点を踏まえ、双方で争いがなかったという。
 看護師は多忙などを理由に薬と患者の照合を怠ったといい、18年5月に退職した。 (C)時事通信社