水俣病患者と認定されなかった新潟県阿賀野市と新潟市に住む50~90代の男女5人が4日、県と新潟市を相手に処分の取り消しなどを求め新潟地裁に提訴した。
 訴状によると、5人はそれぞれ2013~14年に認定申請をし、17年に棄却された。
 行政による水俣病の認定をめぐっては13年、新潟地裁で故人を含む原告6人が提訴。その後3人が加わり、17年に東京高裁が9人全員を水俣病と認定するよう市に命じる判決を出し、確定した。今回は2次提訴となる。
 提訴後の記者会見で、弁護団の内山晶弁護士は「(1次訴訟で)高裁で認められたのが大きな後押しになっている。この流れを定着させたい」と話した。家族が水俣病と認められている70代女性の原告は「当然認定されると思っていた。(行政には)考え直していただけるとありがたい」と述べた。 (C)時事通信社