厚生労働省は6日、コンピューター断層撮影装置(CT)検査など医療で使う放射線に関し、患者の被ばく線量の記録を医療機関に義務付けることを柱とした医療法施行規則(省令)改正案の概要をまとめた。同日の有識者検討会に示し、大筋で了承を得た。今月中に改正省令を公布し、線量記録に関する規定は2020年4月に施行する。
 厚労省によると、日本はCTなどの放射線診断機器数や患者1人当たりの放射線診療の検査件数、被ばく線量が世界各国と比べて多い。CTや血管造影の検査では、患者が比較的高い線量の被ばくを受けやすく、過剰被ばくによる脱毛や皮膚のただれなどの健康被害も報告されているという。 (C)時事通信社