厚生労働省が、2018年版厚生労働白書の今年度内の公表を見送る方針であることが20日、分かった。例年はその年の夏~秋に公表しており、翌年にずれ込んだのは同省発足後初めて。さらに年度を越す事態となり、幹部は「毎月勤労統計の不正問題や中央省庁などによる障害者雇用の水増し問題などが影響している」と明かしている。
 厚労白書は、厚生労働行政の現状や今後の見通しなどを記載し、広く国民に伝えることを目的に毎年まとめており、閣議で報告される。厚労省が発足した01年に初めて作成。これまでに出した17冊はいずれも各年の6~10月に公表していた。
 公表の遅れについて、同省の担当者は「内容の検討や各方面との調整に時間を要している」と説明するが、「具体的な検討内容は明らかにできない」としている。いつ公表できるかは現時点で未定という。 (C)時事通信社