マリナーズのイチロー選手の現役引退を受け、経済界からも数々の偉業に対する称賛やこれまでの労をねぎらう声が相次いだ。
 イチロー選手がプロ野球人生をスタートさせた球団の親会社オリックス。阪神大震災後に「がんばろうKOBE」を合言葉にリーグ優勝を果たした1995年を含む日本での9年間の大活躍を踏まえ、「グループ企業の知名度向上に貢献してもらった」と感謝した。オリックスは引退後もテレビCM契約を継続する方針だ。
 日本証券業協会の鈴木茂晴会長は「類いまれな能力を持ちつつ、人並み外れた努力をした人。二度と出てこない選手だ」と絶賛。2001年からCMに起用するSMBC日興証券は「イチロー選手の未来に向かって新しいことに挑戦する思いやファンを大切にする姿勢は、当社の思いや姿勢と重なる」と強調し、今後もCM契約を続ける。
 専用シューズを作製したアシックスの尾山基会長CEO(最高経営責任者)は「イチロー選手の活躍を支えられたことを大変誇りに思う」と感慨深げ。栄養ドリンク「ユンケル」のCMに起用している佐藤製薬(東京)は「長いプロ野球選手としての活動、お疲れさまでした。まずはゆっくり体を休めてください」とねぎらった。 (C)時事通信社