米巨大投資会社のブラックストーン・グループは22日、日本企業に対し、今後5年間で総額5000億円を投資する方針を明らかにした。医薬品や素材分野を中心に、1社当たり1000億~3000億円程度の投資を想定している。
 ブラックストーンは既に、抗リウマチ薬などを製造販売する中堅医薬品メーカーのあゆみ製薬(東京)を約1000億円で買収することを決めた。日本企業に対する初の投資案件で、早ければ6月末までに手続きを終える。
 今後は別の中堅医薬品メーカーの買収を検討しており、化学や繊維企業傘下のメーカーも視野に入れている。ブラックストーンは研究開発費を提供するほか、これまでの国際的な医薬品投資の経験を生かし、海外新薬の国内販売を支援したい考え。
 医薬品分野以外の投資先としては、素材や部品分野なども「有力な対象」(日本企業投資部門の坂本篤彦代表)だという。
 ブラックストーンは昨年、日本企業買収チームを発足させた。買収先企業の価値を高めた上で売却する予定で、不動産投資に続く日本事業の新たな収益の柱にする方針。 (C)時事通信社