厚生労働省は26日、2017年度に65歳以上の高齢者が家族や親族ら養護者から虐待を受けたと認められた件数は、前年度比4.2%増で過去最多の1万7078件だったとする調査結果を公表した。特別養護老人ホームなど介護施設の職員による虐待の認定件数も12.8%増の510件で過去最多を更新。虐待の疑いを含め死亡したのは28人で、全て養護者による事案だった。
 厚労省は調査結果について、高齢者人口の増加に加え、高齢者虐待に対する社会的な関心の高まりから、相談や通報件数が増えたことが要因とみている。
 施設職員による虐待は年々増え続けている。虐待を受けたと特定した高齢者854人のうち、暴行や身体拘束といった身体的虐待が59.8%と最も多く、次いで暴言など心理的虐待が30.6%、介護放棄が16.9%と続いた。 (C)時事通信社