国立がん研究センターは9日、2002~05年にがんと診断された患者の10年生存率は56.3%だったと発表した。1年前の前回調査から0.8ポイント増とわずかに上昇した。
 同センターは、全国がんセンター協議会に加盟する20の医療機関で診断を受けた約7万人のデータを集計した。10年生存率の公表は16年以降4回目。治療法や診断技術の向上を背景に、初回の53.9%(診断は1999~2002年)から緩やかに上昇を続けている。
 がんの部位別では、最も生存率が高かったのは前立腺の95.7%。乳房は83.9%、子宮体部80%、子宮頸部(けいぶ)69%、大腸66.3%、胃64.2%、肺31%、肝臓14.6%。最も低かったのは、早期発見が難しく有効な治療法が確立されていない膵臓(すいぞう)の5.4%だった。 (C)時事通信社