軟骨細胞が増殖して骨が長く伸びる仕組みの一端を解明したと、京都大の市村敦彦特定助教らのグループが発表した。論文が10日、米科学誌電子版に掲載される。
 グループは、生まれる直前のマウスの大腿(だいたい)骨を薄く削り、軟骨細胞内のカルシウムイオンを解析する手法を開発。細胞内のカルシウムイオンの濃度が不規則に変動を繰り返していることが分かった。
 この変動は、細胞膜にある「Trpm7」というカルシウムイオンなどの流入を制御する遺伝子が引き起こしていたことが判明。軟骨細胞だけでTrpm7を働かないようにしたマウスは、骨の伸びが抑えられ、体重も半分程度だったという。 (C)時事通信社