長野県立こども病院(同県安曇野市)は19日、昨年10月に体重258グラムの男の赤ちゃんが生まれたと発表した。体重3374グラムまで成長し、20日に退院する予定。超早産児で、同病院によると男児としては世界最小という。
 同病院によると、男の子は関野竜佑ちゃん。母の俊子さん=軽井沢町=は妊娠高血圧症候群で入院し、妊娠24週5日の昨年10月1日、緊急帝王切開で生まれた。出生時の身長は22センチ、胸囲は14.3センチ。
 誕生当初は新生児集中治療室(NICU)の保育器で温度や湿度などを調整し、子宮内に近い環境をつくった。4月には身長43.5センチ、胸囲33.9センチまで成長した。
 俊子さんは「あまりの小ささで肌も透明で、さわって壊れそうなくらいで心配ばかりだった」と振り返った。「最近ではミルクを飲んだり風呂に入れたり、普通に母親らしくさせてもらい、成長してうれしい」と喜んだ。
 広間武彦新生児科部長(50)は「血管が針のように細く、なかなか点滴の針が入らなかった。元気におうちに帰ることができ、うれしい」と語った。 (C)時事通信社