武田薬品工業は14日、2020年3月期の連結純損益が3830億円の赤字(前期は1091億円の黒字)に転落する見通しだと発表した。今年1月のアイルランド製薬大手シャイアーの買収に伴う会計処理などで、純利益が7960億円押し下げられることが響く。
 会計処理では、約6兆2000億円で買収したシャイアーの在庫を時価で評価し直したことが収益を圧迫。買収時の助言役に対する報酬や借り入れの金利負担なども重荷となる。
 売上高は前期比57.4%増の3兆3000億円を見込む。シャイアーの業績を反映していない18年3月期(1兆7705億円)の2倍近くに膨らむ。 (C)時事通信社