集団予防接種の注射器使い回しでB型肝炎ウイルスに感染し死亡したとして、兵庫県の男性の遺族が国に損害賠償を求めた訴訟で、遺族と国の和解が17日、大阪地裁(菊地浩明裁判長)で成立した。国が責任を認め和解金3600万円を支払う。
 弁護団によると、男性のカルテは廃棄され、感染を証明する記録がなかったが、元主治医が昨年9月に証人尋問で証言したことが決め手になったという。
 男性は1984年ごろに慢性肝炎を発症し、肝がんのため93年に45歳で死亡。遺族が2013年に提訴した。 (C)時事通信社