厚生労働省は22日、血液がんの高額な治療薬「キムリア」について、公的医療保険の適用を開始した。薬価は1回当たり過去最高額となる3349万3407円。患者の免疫細胞に遺伝子操作を行い、体内に戻してがん細胞を攻撃させる「CAR-T細胞療法」を用いる。
 治療対象は一部の白血病とリンパ腫で、従来の抗がん剤で効果が得られなかった患者となる。対象患者はピーク時で年216人(販売額年72億円)と予測される。
 保険適用により、患者の窓口負担は1~3割となるが、月ごとの自己負担に上限を設ける「高額療養費制度」もあるため、費用の大部分が税や保険料で賄われる。例えば年収が500万円の場合、自己負担は40万円程度に抑えられる。 (C)時事通信社