厚生労働省の検討会は10日、スマートフォンなどを利用したオンライン診療について、性犯罪被害者らに対する緊急避妊薬の処方を認めることを決めた。処方は1錠で、転売防止のために薬剤師の目の前で服用してもらうことなどが条件。厚労省は7月にも、診療に関する指針を改訂する。
 オンライン診療は、2015年に全面解禁され、昨年3月には指針が策定された。初診は医師による対面診療が原則だが、緊急避妊薬は性交後72時間以内に内服する必要があり、受診に抵抗を感じる女性も多いことなどが指摘されていた。
 検討会がまとめた指針改訂案では、まずは都道府県にある婦人相談所などの窓口に相談し、対面診療が可能な医療機関を紹介してもらうこととした。ただ、医師が近くにいないケースや、対面診療に心理的負担を抱えると判断された際には、オンライン診療による処方を可能とした。 (C)時事通信社