金融庁は19日、老後に2000万円が必要だと試算した報告書をまとめた金融審議会作業部会の有識者委員に、謝礼計318万8500円を支払ったと明らかにした。野党は、税金を費やした報告書を「政府のスタンスと異なる」として受け取り拒否した麻生太郎金融相の対応を問題視。追及を続ける構えだ。
 金融庁が同日、国会で開かれた野党合同ヒアリングに示した。同庁幹部は「事務方として非常に反省している」と陳謝。その上で「多角的に高齢サービスの在り方を議論した。高齢者保護などの議論を今後に生かしたい」と釈明した。
 謝礼額は、昨年9月から今年4月までの10回分。出席者数は15~21人で、1回につき1人当たり平均で1万7000~1万9000円を支払った。5月と6月の2回分は今後支払う予定。 (C)時事通信社