老人ホームに勤務していた男が看護師を装いインスリン注射をしていた事件で、千葉県警生活経済課は27日、別の施設で医師を装い入所者に医療行為をしたとして、医師法違反容疑で同県鎌ケ谷市の下條康司容疑者(54)を再逮捕した。黙秘しているという。健康被害は確認されていない。
 逮捕容疑は1~2月、同県佐倉市の介護老人保健施設で、医師でないのに入所者3人に対し、床ずれで壊死(えし)した組織の切除や、縫合や抜糸などの医療行為をした疑い。
 同課によると、下條容疑者は昨年12月から施設長兼医師としてこの施設で勤務。今年4月までの間、他の入所者にも問診や触診などの医療行為を500回以上行ったとみて調べている。
 千葉地検は26日、同県柏市の特別養護老人ホームで看護師を装いインスリン注射などの診療補助行為をしたとして、下條容疑者を保健師助産師看護師法違反罪などで起訴した。 (C)時事通信社