患者の診療に当たっているのに給与の支払いを受けていない「無給医」が、50の大学病院に少なくとも約2000人いることが28日、文部科学省の調査で分かった。
 文科省は全国に計108ある国公私立の大学病院に対し、昨年9月時点での医師と歯科医師の雇用実態を調査するよう要請。回答を集計して発表した。
 調査によると、教員らを除く医師と歯科医師は3万1801人。合理的な理由がないのに給与の全額または一部を支払っていなかったと病院側が回答したのは、このうち27病院の751人(全体の2%)だった。「自己研さん」として診療に当たらせていたが実態は労働だったり、決められた勤務日数を超えて診療させていたりした。
 給与不支給に合理的な理由はあったが、今後は支給すると回答した病院が35あり、対象は1440人(同5%)。合わせて2191人が今後は給与の支給を受けることになった。 (C)時事通信社