猛暑が3日続くと高齢者が熱中症にかかるリスクが高まることが、名古屋工業大などの研究で明らかになり、17日発表された。平田晃正教授(医用工学)らの共同研究グループが、高齢者の熱中症搬送者数の予測モデル式を開発。気温の推移などを見て水分補給を呼び掛けるなど、予防啓発への活用が期待されている。
 論文はオランダの学術誌に9月、掲載される。
 平田教授らは、東京、愛知、大阪3都府県を対象に2013~18年の6年間の気温など気象データを活用。約800万点の計算点を持つ人体モデルに膨大なデータを入力し、体温や発汗量の変化をスーパーコンピューターで計算した。これらの計算を基に65歳以上の高齢者の熱中症搬送者数を予測する数式を開発。7~8月の一日当たりの予測結果と、消防庁統計のともに6年間の平均値を比較したところ、3都府県いずれでも9割ほどの高い確率で一致することが分かった。 (C)時事通信社