【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)は17日、アフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)で流行しているエボラ出血熱について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たると宣言した。
 WHOによると、流行は昨年8月に始まり、15日時点で感染・感染疑いは計2512人。死者は1676人に達した。今月には、隣国ルワンダとの国境沿いに位置し人口が約200万人のゴマで、都市部として初めて感染者が確認された。国境を越えた感染拡大が懸念されている。
 テドロス事務局長は声明で「世界が状況を注視し、(感染拡大阻止に向けた)努力を倍増すべき時だ」と訴えた。緊急事態を提言した専門家委員会は、コンゴとの貿易や渡航を制限するのは治療や国民生活に支障を来すとして、各国に冷静な対応を呼び掛けた。 (C)時事通信社