【シドニーAFP時事】「最期に海が見たい」-。そんな願いをかなえる救急車がオーストラリアで誕生する。東部クイーンズランド州政府は今週、退役した救急車を、末期患者の最期の望みをかなえる専用車として運用すると発表した。子どもや孫、ペットに会いに行ったり、美術館を訪れたりすることを想定している。
 きっかけは2017年。同州の救急隊員が末期患者の女性を病院へ搬送する途中、もう一度海を見たいという女性の希望をかなえるため、回り道してビーチに寄った。その際に撮影した、海辺で患者を乗せたストレッチャーに寄り添う隊員の写真が反響を呼んだ。 (C)時事通信社