参院議院運営委員会は30日の理事会で、重度障害を持つれいわ新選組の舩後靖彦、木村英子の両参院議員が現在受けている公費による介護サービスについて、当面は公務中も参院の負担で行うことを決めた。今後、れいわ側に負担を求める可能性もあるという。日本維新の会は、制度見直しが必要だと主張して賛成しなかった。
 舩後、木村両氏は障害者総合支援法に基づく「重度訪問介護」サービスを利用し、生活全般の介助を受けてきた。しかし、厚生労働省は議員活動を「経済活動」と見なし、公費負担の対象にしていない。このため両氏は、議員活動を含めて引き続き公費でサービスを受けられるよう対応を求めていた。
 参院が負担するのは議員活動に関わるサービスのみ。理事会では、参院事務局と厚労省がどう負担し合うかについて両者で協議し、年度内に結論を出すことになった。制度見直しに向け、障害者の通勤や職場での支援の在り方に関し、政府に検討を求めることも決めた。
 理事会後、自民党の大家敏志筆頭理事は「2議員にはいろんな問題や要望があるかと思うが、今できることはやらせていただいた」と語った。
 両氏は先の参院選で初当選。舩後氏は筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者で、木村氏も手足を自由に動かすことが難しい重度障害者。ともに移動には大型の車いすが欠かせない。 (C)時事通信社