厚生労働省は26日、大阪府での毎月勤労統計の不適切調査を受け、2014年1月から19年5月まで5年5カ月分の再集計結果を公表した。各月の現金給与総額(名目賃金)の訂正額はマイナス27円~プラス31円。雇用保険などで支払い不足や過剰給付が起きていた可能性がある。名目賃金と実質賃金の指数や前年同月比の訂正はなかった。
 大阪府では、調査員が過去の聞き取り内容から数値を勝手に算出するなどしていた。厚労省は26日付で全都道府県の担当者に事務連絡を出し、同様の問題がないか点検を要請した。点検結果を受けて雇用保険などへの影響を精査する。
 同時に発表した6月確報値は、名目賃金が前年同月比0.4%増だった。確報値の公表予定は23日だったが、不適切調査の影響で延期していた。 (C)時事通信社