【ブルノ・ロイター時事】チェコで妊娠中に脳死状態となった27歳の女性が117日間にわたる延命治療の末、妊娠34週の先月、帝王切開で女児を出産した。南部ブルノの大学病院が2日明らかにした。女児の健康状態は良好という。
 病院によると、女性は4月、脳卒中で病院に搬送された直後に脳死と判定された。医師団は女性に生命維持装置を装着して妊娠を維持。胎児の成長を促す歩行運動を再現するため定期的に女性の脚を動かした。
 女児は8月15日、体重2130グラム、身長42センチで生まれた。医師団は出産後、女性の生命維持装置を夫ら家族の立ち会いの下で取り外した。医師は記者団に「本当に類いまれなケースだ。家族全員のサポートがなければ、こうした形では決して終わらなかっただろう」と語った。 (C)時事通信社